フイタルカット（安定化二酸化塩素水溶液）

『フイタルカット』とは？
フイタルカットは強い酸化力をもつ「二酸化塩素を必要に応じて放出する」ように開発・調整された 安定型の溶存二酸化塩素水溶液（以下、安定化二酸化塩素水溶液）です。 安定化二酸化塩素水溶液は有機物と反応しても塩素とは違い トリハロメタンやダイオキシンのような有害物質を形成することがありません。

二酸化塩素は塩素と比べておよそ２．５倍の酸化力があり、この強力な酸化力によって、 消臭・除菌・鮮度保持(＝防腐）という３つの働きを同時に併せ持っています。

二酸化塩素は塩素と異なり安全な酸素の力を利用しています。その為、アメリカやヨーロッパでは早くから研究が進み 上水道（飲み水）の殺菌剤として使用されるケースが多くなってきています。これはアメリカ合衆国環境保護庁（USEPA）が、 塩素が関与して作り出させるトリハロメタンの規制を開始し、1983年に塩素に代わる殺菌剤として二酸化塩素の使用を進めた経緯があります。

二酸化塩素は日本においては食品添加物として小麦粉の漂白には認可されています。また、二酸化塩素の原料となる 亜塩素酸ナトリューム（安定化二酸化塩素水溶液の主成分）は食品添加物として指定されていますが、 その使用範囲も漸次、広げられてきています。（厚生省ニュース食品添加物５品目の使用基準改正を報告参照）

従って、安定化二酸化塩素水溶液（＝フイタルカット）は極めて安全に使用できる製品です。


■安定化二酸化塩素水溶液の反応メカニズム
安定化二酸化塩素水溶液より発生する二酸化塩素は、遊離基をもつ強力な酸化剤であり、 その酸化力は理論的には塩素の２．５倍あります。この強力な酸化力を利用してバクテリアの殺菌を行い、 悪臭の原因を絶つことよって除菌・脱臭効果を得ることができます。

二酸化塩素による殺菌法の理論は、バクテリア排泄物が酸性である、ということがその基本になり、この酸性排泄物に対し二酸化塩素は強い反応を起こします。 一度、安定状態から引き出された二酸化塩素成分は微生物に対して自由に反応することになります。

二酸化塩素成分が微生物の排泄物に反応した時、二酸化塩素は”次亜塩素酸分子”と”酸素イオン”を形成します。 次亜塩素酸分子は、小さな中性子分子の構造を持ちバクテリアの細胞に侵入し、その新陳代謝に必要な酵素に対して反応し、 この反応によって殆どのバクテリアは破壊されてしまいます。

そして二酸化塩素殺菌メカニズムで更に重要な特質は同時に酸素イオンが遊離することです。 この酸素イオンはバクテリアの細胞であるたんぱく質組成に対しても反応を起こすので、 バクテリアの破壊と同時にこれを極めて無害な物質（例えば二酸化炭素、水、塩化ナトリュームまたは糖質等）にそれぞれ分解してしまいます。

このようなメカニズムでバクテリアを酸化・分解してしまう二酸化塩素の力は素晴らしく、バクテリアはこの酸化力に対して抵抗することができないので、 二酸化塩素は低濃度でも効力があります。この作用が悪臭源を元から絶つ事になり、ひいては除菌・消臭・防腐効果を発現します。


■フイタルカットの使用法
消臭・除菌をしたい箇所や臭いのもとに２０～３０ｃｍ離してスプレーなどで直接噴霧してください。
厨房内の生ごみ、配水管からの悪臭、絨毯等に付着した汚物からのにおい、ゴミ捨て場の悪臭、トイレの臭い、その他あらゆる悪臭に対して効き目を発揮します。 即効性ですので速やかにその効果を期待できます。まな板や洗い桶などはカビを除去し、また発生予防にもなります。 フイタルカットを噴霧したものは使用前によく洗い流してください。布巾、手ぬぐいなども除菌し悪臭を除去します。

■使用上の注意

• 用途以外には使用せず、必ず本製品を単独で使用してください。
• 特に酸性タイプの製品やその他の製品との混合は危険ですので絶対にしないでください。
• 皮膚の弱い方は本製品が付着した際には、十分に水で洗い流してください。
• 水に弱い繊維に本製品が付着した際には、シミになることがあるため十分ご注意ください。
• 本製品を保管する際は、直射日光や火気を避け、子供の手の届かない暗所にて保管してください。
• 目に入った場合は直ちに水で洗い流してください。
• 誤って飲み込んだ場合は、大量の水を飲ませ、直ちに医師の診断を受けてください。
• 食べ物に本製品を直接噴霧しないでください。
• 消臭・除菌する際は、一度に大量に噴霧するのではなく、数回に分けて使用頻度を多くすることをお勧めします。

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