EPSON/Brother用昇華インク(Sublimation Ink)について (2026.04.03更新)
◆昇華インクとは?昇華インクとは、熱を加えて昇華させ染色するインクのことを言います。昇華した染色成分は、ポリエステル樹脂等の高分子樹脂層に浸透する事でインプリントされます。 シルク印刷などの表面印刷と違い、浸透染色することで擦過性に強く、またインクジェットプリンターで転写原稿を作成する為、多彩で鮮やかな無製版印刷が出来ます。
◆昇華インクの使用が出来るプリンターについて
ピエゾヘッドを採用しているインクジェットプリンターであれば昇華インクをプリントする事が出来ます。 国内ではEPSONやBrother/MIMAKI/ROLAND/MUTOH等がピエゾ式ヘッドを搭載しております。
CANON/hpはプリントヘッドにバブルジェット方式(サーマル方式※)を採用しているため、昇華インクへの利用には向いておりません。
※ヘッドに熱を加えてインクを噴射する構造
⇒EPSONピエゾ方式とCANONバブルジェット(サーマル)方式とは何ですか?
◆昇華インク専用転写用紙(一般用/布用)のススメ
転写用紙については市販のインクジェット紙で構いません。ほとんどのメーカーのインクジェット紙で転写が出来ますが、 メーカーにより発色の点で転写効率があまりよくない用紙もございますので、そのような場合は当店販売の転写専用用紙をお勧めします。
■EPSON/Brother用昇華(Sublimation Ink)インク タイプ:SA 内容量110ml
当店通常1本単価6,550円のところ 新価格1本2,980円(税込)

■EPSON/Brother用昇華(Sublimation Ink)インク TYPE:SC 内容量110ml

EPSON/Brother昇華インク ~使用方法一例~
⇒手順1
パソコンにて転写するデータを作成します。データは通常のプリント出力の要領と変わりませんのでアプリケーションソフト等の制約はありません。
※画像は、まだインクタンクを搭載したプリンターが無かった頃にインク補充を簡単かつ手間を減らす目的でお手製のインクタンクを 外付けした(連続供給システムを組んだ)プリンターで当時(2005年位)、昇華インクのメーカーにて撮影されたものです。実際にはこのような装置は必要ありません。 下記に記載していますが、詰め替えカートリッジがあれば昇華インクは導入できます。
パソコンにて転写するデータを作成します。データは通常のプリント出力の要領と変わりませんのでアプリケーションソフト等の制約はありません。
※画像は、まだインクタンクを搭載したプリンターが無かった頃にインク補充を簡単かつ手間を減らす目的でお手製のインクタンクを 外付けした(連続供給システムを組んだ)プリンターで当時(2005年位)、昇華インクのメーカーにて撮影されたものです。実際にはこのような装置は必要ありません。 下記に記載していますが、詰め替えカートリッジがあれば昇華インクは導入できます。
⇒手順2
転写素材の用途により、転写用紙は2種類ご用意があります。 布(ポリエステル系)は布用、 その他素材は一般用をご使用下さい。
■主な転写素材
転写素材の用途により、転写用紙は2種類ご用意があります。 布(ポリエステル系)は布用、 その他素材は一般用をご使用下さい。
■主な転写素材
- 金属(アルミ/ステンレス/スチール)
- フィルム(ホワイト/クリア/反射/ブラックスルー)
- 布材「ポリエステル100%」(エプロン/Tシャツ/ジャンパー/バッグ/帽子など)
- セラミック(タイル/マグカップ/湯のみ等)
- FRプラスチック、ウッドボード(MDF)等々
⇒手順3
転写用紙にプリントしたものと素材を重ね合わせます。
■ポイント
転写素材によっては、転写原稿と被転写材がずれない様にヒートテープ(耐熱テープ)で固定します。
転写用紙にプリントしたものと素材を重ね合わせます。
■ポイント
転写素材によっては、転写原稿と被転写材がずれない様にヒートテープ(耐熱テープ)で固定します。
⇒手順4
ヒートプレス機に素材と転写用紙をセットします。素材によりプレスの温度や時間は変わります。
ヒートプレス機に素材と転写用紙をセットします。素材によりプレスの温度や時間は変わります。
【例】ポリエステル100%の布に転写する場合180℃前後、20秒~40秒を目安に転写します。
⇒手順5
プレスします。プレス後、素材から転写紙を剥がします。素材に転写されて完了です。
プレスします。プレス後、素材から転写紙を剥がします。素材に転写されて完了です。
EPSON用昇華インク導入可能プリンター(2026年3月現在)
昇華印刷を始めるにあたりプリンター以外で必要なものは、『バージンカートリッジ(※)』、インクを詰めるための『ピストンスポイト』、 『昇華インク専用転写用紙(一般用/布用)』です。
※インクの入っていない空のカートリッジのこと。エコタンクモデルのプリンターなら不要(インクをタンクに充填するだけで印刷できます)。
【おことわり】
ここで紹介しているプリンターはその仕様から昇華インク使用の適性があると判断できたものです。 諸般の事情により恒常的・長期的な実験を行えずほとんどの機種は未検証のため、こちらの内容については一切の保証を致しかねます。 あくまでも昇華インクが使えるかどうかだけの私見であり、当店非対応機種もございますので、昇華インク運用に際してはお客様の責においてご利用をお願い致します。 また、プリンターの性能などについてはお問い合わせいただいても回答できないと思いますので何卒ご容赦願います。
■昇華印刷の適性が高いプリンター
- ピエゾヘッド(ピエゾ方式)を採用している(必須)
⇒昇華インクは熱に反応して転写するので、インクに熱を加えない印刷方式のプリンターが必要です。ピエゾ方式はインクに負荷を与えないため、昇華インクに限らず特殊なインクも使用可能。 主にEPSONやBrotherがこの方式を採用しています。 - バージンカートリッジ(インクの入っていない空のカートリッジ)もしくは詰め替え用カートリッジがある。
または、インクを入れるだけで印刷が可能なインクタンクを搭載している。(必須)
⇒導入の理想は新品のプリンターに昇華インクを詰めたバージンカートリッジですが、インクを詰め替えられるカートリッジがあればどのプリンターでも導入可能です。 エコタンクモデルならタンクに昇華インクを入れるだけで簡単運用できます。 - 顔料インクを使っている
⇒全色顔料インクが望ましいですが、顔料インクと染料インクの混合機種や全色染料インクの機種でも昇華インクの運用自体は可能です。 染料インクが含まれる機種は全色顔料機より目詰まり等のトラブルが起こりやすくなるので細やかなメンテナンスが必要です。 具体的には2~3日に一回以上、できれば毎日プリンターを動かし印刷をすることでトラブルの発生を軽減することは可能です。 - A3(ノビ)サイズまで印刷できる
⇒転写物のサイズによっては大きい転写紙が必要になることもあるのでA3印刷ができるのがベターです。 昇華印刷自体はA4プリンターでも全然OKです。サイズに妥協できればA4プリンターは比較的価格が安いので気軽に導入できます。

◇エプソン EP-982A3
・IC*80(とうもろこし)カートリッジ
・6色染料(BK/C/M/Y/LC/LM)
・A3対応
⇒全色染料ですがIC*80はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。
・IC*80(とうもろこし)カートリッジ
・6色染料(BK/C/M/Y/LC/LM)
・A3対応
⇒全色染料ですがIC*80はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。

◇エプソン PX-S5010
・IB06(めがね)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y) ※ブラックBKはカートリッジ2本必要
・A3ノビまで対応
⇒IB06はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。
・IB06(めがね)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y) ※ブラックBKはカートリッジ2本必要
・A3ノビまで対応
⇒IB06はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。

◇エプソン PX-S505
・IC*69(砂時計)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A4サイズまで
⇒IC*69はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。A4サイズまでながら、印刷に特化した単機能機で本体価格が非常に安い。
・IC*69(砂時計)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A4サイズまで
⇒IC*69はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。A4サイズまでながら、印刷に特化した単機能機で本体価格が非常に安い。

◇エプソン PX-S6010
・IB07(マウス)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A3ノビまで対応
⇒IB07はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。
・IB07(マウス)カートリッジ
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A3ノビまで対応
⇒IB07はバージンカートリッジ/詰め替え用カートリッジが存在します。

◇エプソン EW-M5610FT
・エコタンクモデル
・4色(顔料BK+染料C/M/Y)
・A3ノビまで対応
・複合機(スキャナー・ファクス)
⇒エコタンクモデルなのでインクを入れるだけの簡単運用が可能。染料が含まれるためメンテナンスに注意。ビジネスプリンター複合機のため本体価格はかなり高い。
・エコタンクモデル
・4色(顔料BK+染料C/M/Y)
・A3ノビまで対応
・複合機(スキャナー・ファクス)
⇒エコタンクモデルなのでインクを入れるだけの簡単運用が可能。染料が含まれるためメンテナンスに注意。ビジネスプリンター複合機のため本体価格はかなり高い。

◇エプソン PX-S6710T
・エコタンクモデル
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A3ノビまで対応
⇒エコタンクモデルなのでインクを入れるだけの簡単運用が可能。業務用印刷特化のビジネスプリンターで高性能のため本体価格は非常に高い。
・エコタンクモデル
・4色顔料(BK/C/M/Y)
・A3ノビまで対応
⇒エコタンクモデルなのでインクを入れるだけの簡単運用が可能。業務用印刷特化のビジネスプリンターで高性能のため本体価格は非常に高い。
昇華インクの導入に際しては、当たり前の話ですがメーカーサポートを受けられなくなりますので、トラブル等は自己解決できることが基本になります。 メーカーでなければ対処できない状態になった場合はプリンターを(メーカーへ修理を依頼できないので)諦めることになる可能性もあります。 どこまでリスクを許容できるか初期費用や目的と合わせてよく検討されることをオススメします。
バージンカートリッジ(インクの入っていない空のカートリッジ)や詰め替え用カートリッジは「カートリッジ型番 詰め替え」でネット検索すると見つかりやすいです。
例)「IB06 詰め替え」「IC80 詰め替え」
プリンター型番の検索では互換カートリッジが多く表示されて見つかりにくいようです。また、申し訳ないのですがバージンカートリッジや詰め替え用カートリッジは現在当店にはございません。 お客様自身でお探しください。
一時的に昇華印刷をしたのちノーマルインクに戻して通常印刷をする(逆もしかり)といったスポット的な運用は推奨できません。 プリンター内部のインクが切り替わるまでの印刷によってインクも紙も非常に多く無駄にしてしまいますし、不要なトラブルの原因にもなります。 一度導入したら最後まで昇華印刷専用機と割り切ってしまう方がいいです。
初期費用を抑えるために(完全動作品の見極めが必要ですが)オークションなどの中古プリンターやメーカーの訳あり品などの活用はアリです。 また、買い替えなどで適性のあるプリンターが不要になったときに転用するのもオススメですし、 メーカー保証が切れた(故障したら廃棄するつもりぐらいの)プリンターに昇華インクを導入するのもいいと思います。
※こちらはかつて当店で輸入販売していたプリンターです。印刷に特化した仕様で非常に耐久性が高く、特殊なインクを問題なく使えた優秀なプリンターで 昇華印刷には最適でしたが、残念ながら当店では販売を終了しました。
■EPSON(エプソン)海外純正プリンター
■当ホームページに記載している会社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
■当ホームページに掲載している商品は、エプソン及び同社製品とは一切関係ありません。
モニター上の色味の違いにより、実際と多少異なって見える場合がある事をご了承下さい。










